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泥酔者とご長寿の狭間で釣る!(第一回 出航前) 
2006.06.04.Sun / 23:31 
当日は5時起床。
まあ、始発電車の到着より早く車で行けば大丈夫だろうと
甘く考えて出発したのだが、船宿さんについてみると…。
おーー!もう5、6人も釣り客が集まっている。
むむむ、近所のおじいちゃんたちは自転車で来てるんだね。

それにしてもここはとっても雰囲気のある釣宿だ。
場所は生麦魚河岸街道の突き当たり鶴見線国道駅の高架下。
駅から歩いて0分という立地にある。

高架下


最近ドラマで使われた釣宿さんと言えば
GOOD LUCKでキムタクの実家を演じた「つり幸」さんが有名だが、
(ちなみに「つり幸」さんでこの話をすると、おばあちゃん女将が喜んでキムタクとの秘蔵写真を奥から出して見せてくれます。)

ここ、荒三丸と言えば
「男女7人秋物語り」
そう、あの岩崎宏美と今は亡き堀江しのぶが姉妹でやっていた釣宿の
ロケ地なんですな。

ほれ、宏美がサンマちゃんを見送るシーン
にゃみさんなら、涙ほろりとしたことを覚えてる世代でしょ!

そして、そんな昔のことはみじんと出さずに今もこの薄暗い
高架下にたたずむ荒三丸さん。
何時来ても時間が止まったような風景。
渋いです、いぶし銀に輝いてます。

さて、ハガキを渡して、初回サービスのテンヤを受け取る時に
女将さんからは「今日は両舷ですから。」と一言。

そう、蛸船は左舷の片舷流しが基本ルール。

ということは満員御礼だな。
車を駐車場に入れたら足早に船まで歩きます。

護岸工事で奇麗になった鶴見川、いつものように静かな
水面に船の影が映る。ほんとゆっくり浸れるのが
ここのいいところだ。

A3丸さん


さて、乗船してぐるりと見回してみると。
既に四隅は埋まっているな~。
東京湾の法則で言うと、右舷トモなんだけどこのマダコ釣り、
この法則が全くあてにならないとも言われている。

まあ、荒三丸さんの場合ポイントへのツッコみがないから、
他の蛸船よりは法則が当てはまるかもしれないし、
でも左舷はいつもやってる慣れがあるしな。
と考えていると。
足下で声がした。

「かかかかかー、にいちゃん、蛸は(釣座を)考えてもだめだっちゃ。
 かーんがえればかーんがえるほど、だめだっちゃね~わしゃしゃしゃしゃ(笑)」

とオイラには聞こえたのでこう翻訳しておこう。
 実際聞こえて来た音だけを表記すると
 「かかかかかー んーちゃん、たこはへれーもでだめよしょ。
  けーんがえーけるウヒョとだめしょね。
  うひゃしゃしゃしゃ(笑)」

とチューナン語(福建省から南の中国語で音声が9個もあるらしい。)
にも似た発音なるのだが、
ここはオイラが翻訳しないと読者のみなさんには訳がわかんなくなるので、とりあえずおじちゃんの言った事実とは反するかもしれないがオイラの取った意味でこれからも翻訳表記させていただくこととする。)

声の方を振り返ると、年のころなら定年もすぎ。
年金支給ももうすぐですよーって感じの白髪率30%
くらいのおじさんがオオドモに居た。
そして、その足下にはすでにビールの空き缶が三本ほど。

「まあーここえ座れや若い衆、ここに座ると去年はオデコに成ったことがにゃい。わしゃしゃ(笑)」

「へー去年あんなに厳しい年でオデコなしですか!すごいですね。」
(心の声:それ、多分に疑わしいな。(笑))

「うしゃしゃ(笑)僕はプロだからね~わしゃしゃ(笑)」

蛸釣りに名人無しとは言われるが、確かに老練な技術をもったベテランさんもこの釣りには存在する。
しかし、名人は必ず一種独特のオーラと人徳を併せ持っているもの。
このおじいちゃんから漂ってくるのお酒の匂いばかりである。

しかしこれも何かの縁。
こういうときはオイラは「奇貨おくべし。」と決めている。
迷わずおじちゃんの隣に釣座を定めた。

「今日は竹岡までいくがよ、うっしゃあ、去年は観音さんの尻みながらたくさん釣っただよ。まあ、蛸釣りはなーも考えんで酒飲みながらやんのがいちばんだっぺ。手がふるえてよ、前が二重に見えるくらいがいい小突きになるっちゃよ。わしゃしゃしゃしゃ(笑)」
自称蛸プロのおじちゃんの話をなんとか読み解きながらうなずきをうつオイラ。

まあ、おいらが年寄りの話を聞くのが好きな人間じゃなかったら、
今時の若者ならキレてるな。

と思いながらふと川縁の方に目をやると犬を連れている少女と散歩の老人。

あーなんでのどかな風景だとおもったて伸びをしたら。
異様なことにかがついた。

なんと、散歩の老人がこちらに向かって歩てきてまさに船に乗り込まんとしている。
もう、船縁に足をかけて立つ足がふらふらして非常に危険だよ~
危ないですよおじいちゃんと声をかけようかと思ったそのとき先手を打たれた。

「ふがふが、ここはあいとりますかの?」

(このおじいちゃんの言葉も、オイラがこうで有ろうと思って翻訳しているので、事実とは違うかもしれませんがオイラの解釈で表記させていただきます。)

「はい。」

「ふがふが、ここはあいとりますかの?」

「はーい。」

「ふがふが、ここはあいとりますかの?」

「はいはい、おじちゃん座れますよ。」

「そうかい、ありがとう。」

年のころなら80はとっくに過ぎてそうなこのご老人、完全に耳が遠い!
しかも普段着で運動靴、クラーボックスも持ってない!

うーむ今日はすごいことになって来たぞと思っていたら、酔っぱらいの方のおじいちゃんが、
「おーい若い衆船長のところでテンヤもらって来てくれ~。」
とオイラに頼む。

すると、耳のとういおじちゃんもごそごそと自分のテンヤを取り出しながらおいらの方をつぶらな瞳でみつめて来た。

さて、説明しておきましょう。
荒三丸の乗船システム、まずお店で乗船名簿をかくと女将さんが丸い木の札をくれます。

それを持って船に乗ると、操舵室の後ろに自分のテンヤとその木の札を並べておく。
すると、船長がやって来て輪ゴムでパッチンとカニをテンヤと直角に止めてくれます。
釣り人はそれを回収して乗船の儀式は以上終了。

つまり、やっぱらいのおじいちゃんはそのカニのついたテンヤを回収して持って来てくれとオイラに言い。
耳の遠いおじちゃんは、テンヤを持って行って船長にカニをつけてもらってくれとオイラに目で訴えてるんですな。
はいはい、オイラ読心術も使えます。

で、これがそのテンヤの写真。
かに


初めて荒三丸に乗った方が、船長からカニをもらって50号のテンヤに平行にカニを結ぶのをみたことがありますが、これでは荒三戦術が活かせなくなのでやめた方がいいです。

そう、先に説明した通りこの操船戦術のためにこの仕掛けがあるんですから。
カニの足がひらひら動いてこそマダコLOVE!
40号のちょい細めのテンヤに仕上げているのも意味が有る。

さて、出船直前船を見渡すと、左舷に8名右舷に6名の満員御礼!

しかも私をのぞく全員に頭に白い毛が生えている!(一部ほとんど毛のないひとも有り)

最後に介護士さんが乗り込んで、「はいおじちゃんたち今日はこれから、船で鶴見のデイケアーセンターにまいりますよー。おむつの替えは持ちましたか?」とかいってもおかしくないじゃん!!

私の見たところ平均年齢65歳以上、年金支給で船代を払った大年の釣り師たちをのせて船はゆっくり岸ばらい。

でもね、すでにこのとき金太郎飴は気付いてたんですよ。
よっぱらいのおじいちゃんのテンヤが荒三仕様のテンヤをもっと細くしたオモリの自作テンヤであること

耳の遠いおじいちゃんの渋糸が、ノンコーティングのテトロン撚りで、丁寧にメンテナンスされ先糸の上に今はほとんど見かけない白のゴム製タコベイトが取り付けられていることに。

あー怖~い!何が起るか解らない!

そう予測不能でわけ解らん!わけ解らん謎だらけなのがマダコ釣り!
ブログの記事の展開も今回は先が読めないぞ。
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COMMENT TO THIS ENTRY
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プッv-389
展開が読めない~(笑)
タコ釣りってそんなに強烈な人ばかりなんですか?
続きが気になるぅ~

- from にゃみより -

----

おぉ、ここが岩崎宏美が敬礼しながら
涙をこらえてさよならする場面の船だったんですね~
うっ・・・やばい、感動しとる(苦笑)
さんまを師匠とあがめている俺にとっては
見にいかんとならんかもって思ってしまいました~

- from 投魂 -

----

早く続きが見たいんですけど。
ワクワク。v-10

- from 仁兵衛丸 -

--みなさんコメントありがとうございます。--

にゃみさんへ
うー(*_*)、誤解しないでください今回は特別です。
従来私は乗り合わせて人がこんな面白かった的なネタづくりは、
知らないところで書かれた人にも失礼なのでやらないつもり
だったのですが、今回は特別面白かったし、人生の大先輩なので
わらってゆるしてくれるかなあ…と。思い切っちゃいました。
ですから、マダコ師=強烈な個性とはインプットしないでください。
お願いしまーす。

投魂さんへ
そうなんです。鶴見川の護岸工事が終わっているのであのころの
桟橋の雰囲気はのこっていませんが、店内とかファンには感涙
ものだと思います。
「けど、船だもねぇ」なんておっしゃらずに、投げ竿を置いて
たまには船乗ってみましょうよ~。ワテがいつでもおつれしまっせ~。

仁兵衛丸船長
昨日はなぎさが熱を出したんで病院へ!
まあ、大事には至らなかったのですが更新できませんでした。
次回釣行日も近付いてきたし、このままではまた遅れが…ヤバい

- from あめちゃん -

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次回の釣行予定は?!
那智勝浦 アカムツ キンメダイ
登場人物の紹介
旬蛸
はじめまして、あめちゃんです。 ハンドルネームは「旬蛸]。関西に来てからも相変わらずB級、浅く広くを実践。水深5m~500mまで、美味い魚と軟体動物を釣るためなら苦労はいといません。よって、エリアも南紀、若狭、大阪湾、鳥羽、と神出鬼没。だけど、おこずかいないから月1回に沖釣りは減りました(>_<)
このブログについて
 このブログの基本構成は一回の沖釣行に対して1日目→「俺頭」こと釣果目標を立てる!2日目→ 実釣に行って報告。3日目→料理してその感想。という三部構成になっています。実際釣りに行ったに日を掲載日時として書きたい!と妥協の結果、タイムリーな情報性を捨て記事内容にこだわり後日まとめ書きしているために。一回の掲載文がやたら長い!記事を書くのがやたら遅い!だからわかりにくい!という三重苦におりマッスル。作者のわがままとお許しください。(涙)
マイ・タックルのコーナー
出船
台湾リール
1980年前後のダイワの船竿、出舟15-180です。7:3調子でエビスズキ、マゴチの竿だと思いますがあってますかね?リールは台湾リールをセットして雰囲気を出してみました。ダイワの小物用船竿は伝統にこの舟の字が着いて、あと入舟、早舟、浦舟などのレーベルがありますが、にゃみさんのご紹介で「向日舟」の名前は初めて知りましたよ。本当にヒラメ竿かちょと心配な所もあるのでもし「向日舟」にご記憶のあるかた!何の竿か教えてください。
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