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外房の親子鷹!(外房のヒラメ中編) 
2006.03.20.Mon / 21:08 
話は釣りから外れるが少し聞いてやっておくんなまし。

かの青年の会社は墨田区に有る町工場だ。
機械メーカーであるが手作業の部分が多く、
本当に細かい仕事をやってくれる。

皆さんはテレビで見たこともあるかも知れないが
羽田の町工場の中には原子炉の特殊部品を作る工場があって
機械工さんの中には何万分の一の制度で旋盤を操って金属を削り精密部品を手先の勘で作るというのがある。
日本の工業を底辺で支えているのがこの町工場というシステムだ。

その部品が無いと原子力発電所は動かないのであるが、
彼の工場で作る部品も、それがないと製造機械が動かない。
商品における一番大切な顔を加工している部品をお願いしている。

彼の親父も創業者でとても頑固者。
商売相手であるオイラにはやさしいが、納得いかない仕事は
受けてはくれないし、また発注先である、こちらの設計変更を
求められることもしばしばある。

そして、かれもいつもがみがみ親父の社長にこき使われている。
でも、この親子反目し合っているのではない。
おたがい認め合い、お互いで切磋琢磨しているのだ。

もう7年近く前、ある部品を発注した時のことである。
オイラの発注説明が終わったあと、いつもはガミガミうるさい
社長がふと席を立ち、もどってこなくなった。

かなり難しい注文なので、発注しているこっちも出来るどうか
迷いながらなのだが、社長は戻ってこない。

オイラの仕事を直接担当してくれている彼は一言、
「じゃあ今決めちゃいましょう。俺にやらしてください。
親父には後で俺がいって置きます。」と言い放った。

「そんでいいの?」とオイラ。
「確かに親父にはかなわないと思ってますよ。
 でも、おれだって恥ずかしい仕事はしたくないです。」
このとき彼は自分が何をまかされたのか理解できていたんだろ。

しかし、この時できた製品は実はことごとく失敗した。
かなーりの部分ん発注したオイラも悪いんだけど。

社長は息子を引き連れてオイラの会社の本社まで役員に
あやまりに来た。
そこでは、彼もオイラもちっとも悪くなくて問題は社長の不徳の
いたすところになっていた。

で、ウチの役員はそのときこういったんだな。
「もう一回あんた所に発注する。」って


で、また彼とオイラでやっちまいました。
なぜって、社長は怒って出てこないんだもん。
でも、怒ってる「ふり」って言うのはもう皆さんには解りますよね。
親父は息子を認め仕事を任せたんです。
そして一度任せたものは撤回しない。
息子は今度こそ期待に答える仕事を成し遂げました。

オイラも朝の4時まで一緒にやったから今でも昨日のことのように
覚えています。

おかげで、あの時作った部品で、わが社はもう7年にわたる
ロングランヒット商品を作り続けてくれてますよ。
オイラがいままで考えた商品の中でもトータルじゃあ一番売れ
たんじゃないですかね。

今となりに座ってる若船長、彼と同じ目をしているんです。
そう考えると、操舵席から吠えている大船長はただの気の粗い
外房の漁師さんじゃなくなっちゃう訳です。

さて、朝のラッシュが終わったのかあたりも遠のいてきました。

大船長するすると操舵室から出て来てスパンカを下げます。

帆を降ろせ


いよいよ、エンジン流しから「横流し」に操船を切り替えて、
広範囲にヒラメの狙ってきます。

ラッキーなことに、まずはじめの流しはオイラの居る右舷が
船底に糸が突っ込む側となりました。
お解りでしょうがこれが、横流しのベストポジション。
船長は皆が平等に釣れるように気を使いながら、
このベストポジションを左舷右舷に切り替えて行くのが普通です。

即、ビビビ、ビビビ、ビビビあたりが出たのでオイラは
大合わせ。
若船長「あーだめ、大きい」
大船長「ルアーやってんじゃないだよ!小さくビッシと」

今度は若船長、実際オイラの竿をもってあわせ方の手本をやり
ます。

しばらくまたビビビ、ビビビ、ビビビあたり
今度はビッシっとあいました。
すかさず若船長「そうです。それでいいんです。」
でも大船長何も言わず。

上がって来たのはあの、マトウダイ!
馬頭達成だ。

マトウのバス持ち

でも緊張で笑顔なんて出てこない!

外道がとても多いですが皆さん、マトウ、ホウボウ、ガンゾウ
と次々上げて行かれます。

オイラの竿にもまたあたり。
ビッシとあわせて。
若船長「おーかなりうまくなって来たじゃないですか。
後は棚だな。」と一言言い残して
さきに掛かった常連さんのタモ取りに向かいます。

おとなりの常連さんにはガバーと二キロ近いヒラメが上がります。
オイラの方も青龍竿がもう満月のように曲がって、ぐいぐい
引きずられます。

大船長は操舵室から「無理して巻くな!魚が引いている時は
竿の弾力か自分でリールから糸を引っ張って送り出してやるん
だ。」と叫ばれています。

まごまごしているオイラを見に常連さんたちがわいわい
ギャラリーとして集まってきました。

竿の調子



「にいちゃん、ようーひとるやんけ。」
「はい」
「さおやらけーんかい?」
「はいとっても、やらけーです。」
「そーけー、じゃまあがんばりな。」

なぜこの常連さんが関西弁なのかはなぞ。
しかし
この常連さんだけがこの船の中でほのぼのしています。
(外房のヒラメ 後編へ続く)
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親子鷹ですかー!人生模様ですね!仕事に燃える親子に感服ですね。そうやって熱心に仕事をしてる人達を見るとつい巻き込まれて張り切ってしまいますよね。
さて!続きが気になるです!やらけー竿のその後が知りたい(笑)

- from にゃみ -

--にゃみさんコメントありがとうございます--

やらけー竿のその後と、サラリーマン金太郎飴のその後をUPしました。っと言うわけで、春からも相模湾、東京湾でがんばります。いつかご一緒できるといいですね。

- from あめちゃん -

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次回の釣行予定は?!
那智勝浦 アカムツ キンメダイ
登場人物の紹介
旬蛸
はじめまして、あめちゃんです。 ハンドルネームは「旬蛸]。関西に来てからも相変わらずB級、浅く広くを実践。水深5m~500mまで、美味い魚と軟体動物を釣るためなら苦労はいといません。よって、エリアも南紀、若狭、大阪湾、鳥羽、と神出鬼没。だけど、おこずかいないから月1回に沖釣りは減りました(>_<)
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 このブログの基本構成は一回の沖釣行に対して1日目→「俺頭」こと釣果目標を立てる!2日目→ 実釣に行って報告。3日目→料理してその感想。という三部構成になっています。実際釣りに行ったに日を掲載日時として書きたい!と妥協の結果、タイムリーな情報性を捨て記事内容にこだわり後日まとめ書きしているために。一回の掲載文がやたら長い!記事を書くのがやたら遅い!だからわかりにくい!という三重苦におりマッスル。作者のわがままとお許しください。(涙)
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1980年前後のダイワの船竿、出舟15-180です。7:3調子でエビスズキ、マゴチの竿だと思いますがあってますかね?リールは台湾リールをセットして雰囲気を出してみました。ダイワの小物用船竿は伝統にこの舟の字が着いて、あと入舟、早舟、浦舟などのレーベルがありますが、にゃみさんのご紹介で「向日舟」の名前は初めて知りましたよ。本当にヒラメ竿かちょと心配な所もあるのでもし「向日舟」にご記憶のあるかた!何の竿か教えてください。
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