スポンサーサイト 
--.--.--.-- / --:-- 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
手バネ竿と悔恨の日々 
2006.08.04.Fri / 23:35 
6月、鶴見の富士丸さん行った時、とても面白い竿が店頭に置かれてあったので、画像を取らせていただいた。リール手バネ兼用竿

この竿、お客さんの竿師さんの作品らしが、よく見ていただくと面白いことに気づくとおもう。
このアナゴ竿、手バネ竿なのにリールシートも取り付けてあってなんと、竿の差込を回転させることで、手バネ、リールを兼用で使えるようになっているのだ。

オイラはこの手バネを見ながらあることを思い出していた。
もうとっくに事件としては時効は成立していることなのだがおいらにとっては忘れえぬ悔い。

そう人間だから間違いはある。
始めっから居直っているよだが、本来オイラは間違いを起こしやすい人間である。(あらまた居直ってる。)

こどものころからよく調子に乗りすぎては粗相(そそう)をして来たせいで親にも良く怒られた。

怒ってくれる人が居た分オイラはとても幸せだったのだが、人間調子に乗っている時に一番気をつけなくては行けないのは、自分のことが見えなく成ることかもしれない。

強引な発言や行動をして、往々にして人に傷つけたり恥をかかせてしまたりするのにしている自分は気付いていないことはありがちなことでとっても怖いことだ。

あれはオイラがまだオバカだった小学生のとき。

「釣り入門大辞典(仮名)」という本を持っていた。
いろんな魚種がページごとに紹介されている典型的な入門本だ。

このオイラ所有の本は、当時小学生ながら渡船で岸和田の防波堤にカレイの投げ釣りに通っていたいっていた、オイラのなかよしグループに回し読みされバイブル本となっていた。

グループの中心はもちろんオイラでその頃オイラは「少年釣り博士」と呼ばれていた。(お恥ずかしい過去だ。)

父親が色んな釣りを仕込んだせいで当時の関西の小学生としては珍しく、加太の鯛釣り、湯浅の鯵釣りなど船釣りを経験していたし、
「週刊釣りサンデー」も毎週読んでいたからほかの小学生には信じられないぐらい釣り知識があったのだ。
だから、友達は釣りに関することはみんなオイラをたよりにしてくれた。

有る夏の日午後学校から帰ると、オイラは親友のマー君といっしょに、泉佐野の防波堤でスズキが釣れるというのでその本でスズキの釣り方を調べていたのだ。

マー君:「あめちゃ、この本にフッコってかいてあるけどなんやのん?」

オイラ:「ああ、ハネのことや、東京ではそう呼ぶらしいで。」

その「釣り入門大辞典」当たり前のことだが関東で編集された本であったのだ。

マー君:「あめちゃ、みてみこの横浜のフッコ釣りの竿ってリールが無いで!その代わり竿に糸巻きがついとる!」

マー君が驚いて指ささした写真はそう「手バネの横浜竿」

三十年前の関西の田舎の小学生にとって、手バネ竿は初めて見る物であった。
こんころ大阪湾では手バネなんぞ使う人も無く、実際にそれらが使われているとこをなどお目にかかったことも無かったのだ。

マー君:「なあ、あめちゃ、この竿魚がかかったらどないするんやろ?リール無いから糸巻かれへんし、糸巻きどうやって糸巻くんやろ??」

マー君の質問に、知ったかぶりでオイラ、何を思ったのか突如こう答えてしまったのだ。

まーくんそれはこう使うんや!
人差し指で糸巻きに巻くに決まってるやろ!
手バネの使い方


マー君:「えーそんなん、おおきなハネかかったら指いたいでー」

オイラ:「せやから、東京の釣り師はみんな人差し指きたえとんのや!父ちゃんがゆうてたで!」
(父ちゃんはそんなコト言ってません責任転嫁です。)

マー君:「そうけ。やっぱりあめちゃはなんでも知っとるのう。さすがうちらの釣り博士や。」

マー君オイラの気迫に迫られ、簡単にオイラがとっさについた嘘を信じてしまったらしい。

それから、半年後…マー君の家の引っ越しが決まった。
彼の父親の仕事の都合で練馬に行くというのだ。

当時の浪花ッ子たちは万年二位の阪神タイガースとともに東京には異様なコンプレックスを持っていた。

そして、オイラはマー君にこの「釣り入門大辞典」をプレゼントし別れの挨拶でこういったのだ。

オイラ:「マー君!東京に行っても釣りやめたらあかんで!これ読んで東京の釣りっ子に負けへんようにがんばってな!」

マー君:「あめちゃ、おいら実は東京に行くと決まった時から秘密の特訓をしてたんや。」

その時はすっかり、手バネ竿のことでマー君に嘘を教えたことなどわすれていたのだが…。

折しも時は、巨人の星から侍ジャイヤンツとスポコン漫画の全盛期。
その時差し出されたマー君の人差し指は、糸でこすった傷を隠すように、バンドエイドが三枚も乱雑に巻かれていたのだ。

そう、マー君はでかいフッコがきても人差し指で糸が巻けるように秘密特訓をしていた!

オイラ:「おおマー君」

マー君:「ああ、あめちゃ」

オイラは自分が嘘をついたともまだ気づかず、マー君の根性に感動して
熱く抱き合う、それはもう「釣りキチ三平」に出てくる少年釣りっ子の友情物語。

アレ以来30年、未だに本牧のお船に乗ると、魚が釣れたら人差し指で道糸を手羽に巻きだす人が居ないか目で追う私。

マダイシャクリでもいい、もしそういう人を海上で見かけたらぜひご
連絡ください。
マー君30年前嘘ついてごめんね、と後ろから抱きしめたいと思います。


スポンサーサイト
* テーマ:フィッシング - ジャンル:趣味・実用 *
COMMENT TO THIS ENTRY
----

日曜日は人差し指巻きで。。。
で、友人の消息は不明なのですね。

きっと、誰かにもう矯正されていることを祈ります。

- from ハル父 -

--びっくり--

v-405まだ、文章校正中なのに表示するを押してしまった…トホホ

なのに、すでにハル父さんからコメントが
びっくり

- from あめちゃん -

----

伝統のある釣具。
残ってほしいですね。
魚の絶対数の減少とともに、新兵器の開発もあり今では見かけなくなってきました。
職人肌のあめちゃんとしては、その辺のキモチの持ち方は複雑なとこでしょうか。
実際にテバネでアナゴをバリバリ釣る人は見ててカッコいいですよね。
若いのにウマイ人が来てくれてたんですが、しばし見とれましたよ。v-10

- from 仁兵衛丸 -

----

ああ!まーくん・・。
今頃、彼の人差し指は手バネのバネ手のように・・・。

と冗談はここまで!
明日は本当によろしくお願いいたします。
あめちゃんマネージャーがいないと私は何をすればいいのかわかりません。

- from にゃみ -

----

あめちゃんさん
明日ヨロシク

日々忙しそうなのに幹事までして頂いて頭の下がる思いです。

ワタシ?日々パソコンオタクで引きこもり。。。
暑くて外には出れないの。

- from ハル父 -

--コメントありがとうございます--

ハル父さん
そうなんです練馬に引っ越してから年賀状を送ったけれど返ってきました。今はどこでそうしていることか…。

仁船長
その人きっとイケメンだったんですね。イケメン手バネ師確かにかっこいい。

にゃみさん
幹事がんばります~。

- from あめちゃん -

   非公開コメント  
スポンサーサイト手バネ竿と悔恨の日々のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
次回の釣行予定は?!
那智勝浦 アカムツ キンメダイ
登場人物の紹介
旬蛸
はじめまして、あめちゃんです。 ハンドルネームは「旬蛸]。関西に来てからも相変わらずB級、浅く広くを実践。水深5m~500mまで、美味い魚と軟体動物を釣るためなら苦労はいといません。よって、エリアも南紀、若狭、大阪湾、鳥羽、と神出鬼没。だけど、おこずかいないから月1回に沖釣りは減りました(>_<)
このブログについて
 このブログの基本構成は一回の沖釣行に対して1日目→「俺頭」こと釣果目標を立てる!2日目→ 実釣に行って報告。3日目→料理してその感想。という三部構成になっています。実際釣りに行ったに日を掲載日時として書きたい!と妥協の結果、タイムリーな情報性を捨て記事内容にこだわり後日まとめ書きしているために。一回の掲載文がやたら長い!記事を書くのがやたら遅い!だからわかりにくい!という三重苦におりマッスル。作者のわがままとお許しください。(涙)
マイ・タックルのコーナー
出船
台湾リール
1980年前後のダイワの船竿、出舟15-180です。7:3調子でエビスズキ、マゴチの竿だと思いますがあってますかね?リールは台湾リールをセットして雰囲気を出してみました。ダイワの小物用船竿は伝統にこの舟の字が着いて、あと入舟、早舟、浦舟などのレーベルがありますが、にゃみさんのご紹介で「向日舟」の名前は初めて知りましたよ。本当にヒラメ竿かちょと心配な所もあるのでもし「向日舟」にご記憶のあるかた!何の竿か教えてください。
ブロとも申請フォーム
CopyRight 2006 「サラリーマン金太郎飴の沖釣り日誌:関西編」 All rights reserved.
Photo material by <ivory> / Designed by Il mio diario
Powered by FC2BLOG / まとめ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。