さて、猿島沖は早くも船団が出来上がっており、
八景からは黒川丸、鴨下丸などイシモチの名店。
湾奥からは、つり幸さくら丸、長崎屋の仕立て船。
富津から鹿島丸まできてるじゃないの!
と十五隻ぐらいの船が集まっています。
はじめの~フォン!
まずはベイト(ダイワ:トライフォースもう10年も前のバス用)の
竿から下ろしていきます。
ふ、ふっ、深か~!!!さすがにこのリールで60mは深いぞ!!!
いや道糸が100m巻いてあるとはいえ、なんかここまで糸が出ると心細いぞ。
こりゃあ、魚が付いてないと巻く気が起きないわこりゃって感じで着底。
でも、朝が肝心!気合いを入れねば!と
しばらく我慢していると、プルプルルとか弱いあたり。
なんじゃ?外道か?
しばらくまって聞き合わせてみる。
乗ってる?
よーわからんですたい。(思わず九州の人になる。)
巻く、巻く、巻く、巻く、
巻く、巻く、巻く、巻く、巻く。。。。。。。はーしんど。
これでなんかついてないとホントいやんなるよ。
おっちゃんかんべんな。
(大阪の人になる。)
巻く、巻く、巻く、巻く、
巻く、巻く、巻く、巻く、巻く。。。。。。。はーしんど。
巻く、巻く、巻く、巻く、
巻く、巻く、巻く、巻く、巻く。。。。。。。はーしんど。
巻く、巻く、巻く、巻く、巻く。。。。。。。てやんでい!やってられっか!
(江戸っ子になる。)
気が遠ーくなり始めた頃、やっと海中に銀色の光が見えて
上がって来たのは20cmクラスの小イシモチ君。
うーむ、流石のガンガンファイターもこの水深ではあたりも小さく、
上げてくる途中で、ゲロッと浮き袋をだして、
水深20mぐらいからは引きもせず、ぐったりして上がってきます。
この調子で三匹追加したあたりから、二本竿に増量。
しかし、これがたいがい忙しい。
さらに!
うーむ、スピニングはやはりこの深さでは向いていなかったようだ。
底ダチが取りにくい。
やっぱ秋の浅い時のタックルだった。。。後悔
手持ちの竿があたって巻き上げて行く状態で
置き竿のほうが当たりだしたりするとあわてるし、
置き竿だとあたりがあってもあわてただけですぐ魚が外れたりする。
まったくあわて損じゃん。
だから、あたりが有ると魚を掛けた手持ちを一旦置いて、
置き竿をちょい合わせしてから、してからまた置いて、をやって
かなりの混乱を来してしまう。。。あわわわわ。
やっぱこの時期は電動ってのが解る。
群れが船下にいるうちにって思うからよけいに焦るんだよね。
これは、どうやら慌てずになんか方法を考えねばと思っていると
魚を掛けたままお祭りしてしまった。
この間二時間くらいでツ抜けはしたものの
それにこれは釣りって感じがしなくて楽しくない。
釣れてるのを必死で巻いて上げてるだけだよ~おい。
一本竿にしようかなと考えていたら、あたりが止まって来た。
予想道理群れは大きくなく、いつも船下にいるわけじゃない。
欲がでてまだしばらく、二本竿で様子を見ることにした。
さあ、この間に活け締め、活け締め!と上がったイシモチをハサミでチョキン
とやって血抜きをする。
ほんと、前回わざと血抜きをしていないイシモチを持って帰って
血抜きをしたのと塩焼きで食べ比べてみたが、これは本当に言われる通り
歴然たる差があるのだ、ホント。
だから、血抜きまで含めてイシモチ釣りなのよね。
さらに一時間の沈黙を経て、潮が下げに移ったころだろうか、
二本の置竿のうち、ベイトの方に今までと違った大きなあたり!
手持ちに変えて食い込ませて、グイ。乗った。
おーこれは今までとは明らかに違うガンガンファイターの本来の引き!
うー巻くのが疲れるー
巻く、巻く、巻く、巻く、巻く。。。。。。。はーしんど。
巻く、巻く、巻く、巻く、巻く。。。。。。。はーしんど。
巻く、巻く、巻く、巻く、巻く。。。。。。。はーしんど。
上がって来たの35cm級だ!
おっとところがそれからが大変。もう一本の置竿に手前祭りしてる!
あああ!抜き上げる時にあらやっちまった!
バレて魚はさようなり~。なみだチョチョギレ(>_<)
いやまて、まだ希望がある!
60mの水深から上がって来たイシモチ君は浮き袋を口からゲロっと
出して水面をよたよた、横を向いて泳いでいるじゃあーりませんか。
慌てて、船長からタモを借りてきて救出チャレンジ!
一回目失敗!あー行ってしまううう。
さよーなりー
オオドモ氏が言う。
「あー頭からすくわなきゃ!こちゃこい。こっちゃこい。」
そのとき船長が船に後進をかっけて、オオドモまで行ったオイラの前に
イシモチ君を寄せてくれた。
すっぽり網に収まったイシモチ君「帰って来てくれたのね。」
ありがとん。
さて、オオドモ氏と船長にお礼を言って意気揚々と自分の席に戻ってみると!?
置竿にしておいた1.8の竿があのどさくさでキーパーからはずれて、
船底に落ちている。
そしてなんと!スピニングのハンドルが~
ポッキリ折れている!!(>_<)!!
げー、やっぱり安物の鋳物ハンドルじゃあ、ちょっとの衝撃でこのとうり!
とほとほ。
やっぱり、糸買う値段でリールが買えると思った魂胆が甘かったんですな。
安物買いの銭失いとはこのこと。
あーんリールのハンドルも堅く堅く行くんだった。。。
意気消沈するも、これで一本竿に見切りがついたってことだよね。
神様!
と前向きにとらえてみる。(くやしいけど)
で、一本竿になってからは追い食いの練習!と心に決める。
まずガガガと当たり、竿先を下げて、ゆっくり聞き上げる。
上げたところでしばし待つ。。。。。。。。。。だめか(>_<)
イサギ方式の追い食いのさせ方ではだめなのね。
で、どうしようかなと悩んでいたところ回答はあっさり出でしまう。
ガガガのあたり、下げて待つ、待つ、待つ、待つ、待つ。
待ってみた。
キター!35cm級のダブルだー!
さすがに底付近では、二匹力を合わせてドラッグを引きづり出して行く。
おーちょー楽しーぞ。
きっかけは偶然ではあったが、下げての長待ちをするのが良いみたい。
それでも群れが通過するまで追い食いさせなければならないので、
チャンスは一回のみって感じかな。
でもこの方法で二回連続で35cm級ダブルだー。
イシモチ君、君は最高!やっぱり君は鉄板だ!ただ、今日みたいなべた凪だったからこれができたのかな?
波で船が上下するととたんにむずかしくなりそう。
なおさら置竿ならできないだろうな。。。と考え出したところであたりが遠のいた。
これで17~8匹、午前中で(俺頭)達成まであとすこしにこぎ着けた。
さて、時間はあと三時間近くあるから、もう一回群が来るチャンスは有るだろう、
(俺頭)達成はばっち簡単だったね!
そう鷹をくくったのがいけなかったのか?今度はあたりがぴたりとやんだまま一時間。
船長は船団をはなれ、あっちこっちと潮周り開始。
で、全く釣れない。
そうか、明日は長潮だしあとの潮は下げばかり。これは痛いなー。
でも常連さんたちはぽつり、ぽつりと釣っている。
うなっている間に2時間あっというまにすぎてしまった。
その間三時間全く釣れてない!あーめっちゃ焦る、オイラの運命もこれまでか!
最後は小柴沖の水深20m、
ここだやっとガガガの当たり、あーでも小さい20cm弱。
これで、沖上がりとなってしまった。
あーあと一匹!(>_<)
初釣りから俺頭達成ならずか?!やっぱ超悔しいは~。
小柴丸さんも最後までがんばってくれてたんですが、後半伸び悩み
その日の竿頭さんはは30匹。
うーん予想を下回った。
。。。。でもね、実はウチに帰ってちゃんと数えてみたら20匹有ったんです。
始めのどさくさで正確に数えられてなかったみたい。
うふっ(笑)
本日は(俺頭)イシモチ20匹達成!
(魚単価)は
小200円 大300円くらいかな。
合計4500円なり~。半分回収~。
いろいろドキドキできたので、
(釣価)はB、まあまあ良くできました!ってところで、
「うれしさも中ぐらいなりオラが新春。」
かもめさんありがとん。
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